『ロックマンX』を1機だけでクリアしよう。
ロックマンX4~X6辺りに酷似したACTと、死んだらすっぴんに戻るローグライクが組み合わさったゲーム
- ダッシュや壁蹴りのアクションやパーツによる性能向上はXシリーズそのもの
- 溜め撃ちができる遠距離タイプのニナはエックス、ビームサーベルのようなものを振り回す近距離タイプのエースはゼロとソックリ
- フットパーツをとるとホバリングや空中ダッシュができるようになったりボディパーツならノックバックを無効にできたり何もかもがソックリ
- 残機の概念がなく全8(+2)体のボスを通して攻略しなければならない
- そこにランダム生成のステージから宝箱やアイテム屋などで能力を強化していき、死ぬとすっぴんからやり直しになるローグライクの要素がくっついている
ワイリー前の8ボス連戦をステージ込みで1機でやるようなもの
各ステージの途中で性能を上げるアップグレードを取りながら強化していき、途中で死ぬと拠点に戻されてアイテムを全てを失い最初からやり直しになるが、ソウルチップという特殊な素材のみ消失せず拠点でパワーやライフなどの永久アップグレードに使用できる。基本はアクション偏重で救済と言えるものはその程度だから、ロックマンがクリアできる程度の腕前はおそらく必須(難易度を下げると残機が3になるがゴリ押しではどうにもならない)。残機制ではないので被ダメージは基本1で固定されていてトゲに触れても穴に落ちても即死はしないが、ダメージ床や一定間隔で球を発射したりセンサー発動をする仕掛けが非常に多く、動いたり落下する足場とのコラボにより難しめのジャンプアクションとして難易度が調整されている。
対策としてボスの特殊武器には仕掛けを無力化する効果が持ち合わせてあるので、弱点を突いて与ダメージを上げるダメージ効率の使い道だけでなく、邪魔なものだけでも無力化すれば難易度は下げられるようになっている。
ボスを見越したエネルギー残量の見極めやらアイテム屋での商品の選別など、アップグレードされていく自らの腕前と蓄えられる敵やアイテムの知識によってプレイが洗練されて記録が伸びていく達成感は格別だし、1機のみによるローグライクな緊張感によってさらに増幅されていくから前のめりにおかわりプレイをさせてくれる。
ソックリすぎて強くてニューゲームに
爽快感のある軽快なアクションと死んだら最初からになるドキドキのローグライクとの組み合わせとして目新しさに惹かれたが、アップグレードによる変化の乏しさに加えて操作はロックマンそのものなので、プレイ済みなら既視感もあり強くてニューゲームみたいになってしまう。ゲームに変化をもたらすのはパーツ頼りなのに種類が少ないからどうしても似通ってしまうし、アップグレードの取得制限はなく取捨選択は数少ないパーツのみだから能力が強化されていくのみでプレイ感がさほど変わらない。ニナでもエースでもボスの特殊武器は性能が同一だから遠近の差別化もほとんどできていない。永久アップグレードも攻撃力や移動速度を上げるくらいなもので種類も少ないから簡単にアンロックできてしまう。ランダム生成ステージもパターンが少なく違いはほとんど見受けられないから自分で縛らない限り飽きは早い。ゲーム側もそれは理解しているようで縛る為のモードが用意されているほど(トゲを一発アウトにしたりライフをでなくしたり様々ある)。
ロックマン慣れしているとアップグレードが何だろうが拍子抜けするほど安定してクリアできてしまうためローグライクは希薄になり、特定の強化のみを狙って超スピードや超ジャンプで遊ぶなんてこともランダムだから難しくて独自性もそれなりに。
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