フィンチ家の一族に悲しき過去。
フィンチ家の呪い、一族は死ぬ。
狂い死ぬか行方不明になるか不幸な事故で死ぬフィンチ一族の生き残りであるエディスを操作して故人の軌跡をたどる。
雰囲気ゲーである、説明は常にない
一人称視点で一族全員が住んでいた家を歩き回り思い出の品から過去を紐解き故人をしのぶ。
各ポイントをクリックするとエディス以外全員死ぬか行方知れずになっている一族のその直前の様子や生活を垣間見ることができる。それを一族の人数分繰り返すだけの内容で、ゲーム的な探索や推理などの要素もなく歩いて読んで体験するのみ。
そうなってしまう原因には具体的な描写がなくよくわからないし、過剰演出で突拍子のない展開が悪目立ちしてリアリティもない。各人物ごとにアメコミ風の演出になったり凧揚げをするなどの特徴を持たせているが、プレイヤーを飽きさせない工夫でしかなく原因との関連は何もない。
故人をしのぶ追憶をウォーキングシミュレーターで楽しもう……みたいなもの。
でもその題材となる人物が大体イかれているため、何が起きたのかを知る追体験のような場面は突拍子もないことが当たり前に起こる。そこに至るまでの行動原理について描写する気はまるでないようで、感情は横一線のまま記憶に定着することなくポロポロとこぼれ落ちてしまう。プロローグもろくに語られないのに突然ネコとかサメに変身する意味の分からない置いてけぼりを食う序盤で白けてしまった。
それっぽい雰囲気を出して悦に入る様を見せられたかのような呆れた状態で読み終えた余韻は「坂を転がり落ちるサメは面白かった」というクソサメ映画のそれだった。






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