アクション操作に忙殺されるタワーディフェンス。
固有の能力を持つ4人のキャラを使い分けながらダンジョン攻略をするアクションADVと、最後に待ち構えるボスとの対決をタワーディフェンスの耐久戦にしているACTとTDが組み合わさった変わり種『Aegis Defenders』。アクションADVとして
誰かを扉の開閉スイッチの上で待機させてから別動隊で道を開くとか、移動する足場にブロックを乗せて運んでいくなど、定番の謎解きが網羅されたアクションアドベンチャー。燃やしたり足場を作るなどの固有能力の出番は多くないので、基本は使いやすいキャラにして謎解きの時だけ変更する程度のもの。後半のタワーディフェンスのため基本的な操作とキャラや特性などを学びましょうパート。
タワーディフェンスとして
- ACTと同様にキャラにはそれぞれタレットやトラップなどの固有の設営物と属性が設定されている
- 敵は上下左右の特定のポイントから侵攻するので拠点を守るように防衛ユニットの設置をする
- 5~10程度あるウェーブの幕間に資源の回収とユニットの設置や修理を行い敵を待ち受ける
- 侵攻してくる敵の属性や場所はウェーブ間にある程度教えてくれる
- 設置するユニットやトラップより通常攻撃のほうが強いアクション寄りのバランス
- オフライン限定ではあるが画面を分割した協力プレイもできる
それでもユニット側はへなちょこで持ちこたえられないのでヘルプに回らなければならないワンオペになってしまう“アクション操作が忙しい”タワーディフェンスとなっている(設置のバランスが下手なだけかもしれないけど)。
アクション寄りTD
まず間違いなく設置できるユニットだけで戦えるようにはできていないので、敵の流れを先読みしてユニットの配置やバランスに考えを巡らせる通常のタワーディフェンスとは根本からして違う。足止めブロックや通過する通常攻撃を炎属性に変更するような補助としてしか大抵のユニットは機能しないし、それ以前に幕間の60秒で資源の回収とユニットやキャラの設置をするには時間も足りないから万全の状態で待ち受けることもできない。
時に大胆に時に非情に拠点防衛のため優先すべき行動を見極めて効率的に動かなければならない自転車操業並みの忙しさが特徴になっている。
パーティーゲームみたいなワチャワチャが楽しめるかどうか。
特出した面白さはなくともACTもTDも考えて動かして結果に反映させるというゲームの醍醐味はあり、ワンオペディフェンスもそれはそれで忙しく少しでも油断すると決壊してしまうから、ウェーブの数値が増すに連れて緊張も高まり自然と白熱していく。『俺の料理』とか『overcooked』のような忙しなさからパニックになりかけるハチャメチャ系が好きなら楽しめそう。
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