アクションゲーム『シャンティ』シリーズの3作目。
前作と同様にアクションを増やして行動範囲を広げるメトロイドヴァニアの要素を持つ。
ダンジョンクリア報酬の地図を取ると次のダンジョンがアンロックされていき、その過程で遠距離攻撃で仕掛けを作動させるピストル、ブロックを兜割りで破壊できる剣、4段ジャンプで一気に距離を稼げる大砲などのパイレーツギアが手に入り操作の選択肢が広がっていく。
前作『リスキィブーツの逆襲』のエンディング後の物語だが、敵は新規の存在なので知らなくても内輪だけで盛り上がって置いてけぼりになることはない。
steam版は日本語が無いらしいので注意。
steam版は日本語が無いらしいので注意。
軽快な横スクアクション寄りに
ダンジョン選択制になったので地続きのワールドマップがなく横スクアクション寄りになっているが、横スクアクションとして見ると基礎は探索のあるメトロイドヴァニアなので仕掛けの密度が足りてないし、メトロイドヴァニアとして見るとダンジョンが狭いから探索感は薄れている。どちらも中途半端になってしまった印象だが伸びたところもある。
今作ならではの特徴としてはパイレーツギアによる操作の広がり。
前作は猿や象に変身してジャンプ力を上げたり岩を破壊するのが探索の幅を広げる要素だったが、今作はパイレーツギアを手に入れると変身することなくシャンティのままダッシュや多段ジャンプなどが操作に落とし込めるようになったので、探索用の変身でしかなかった前作と違い、普段使いできる操作の選択肢が増えたので瞬時の判断が反映しやすい軽快なプレイが可能になった。
また、シャンティの基本動作も前作と比較するとかなり機敏になっているので、前作では攻撃の初動がノロくて発動前に被弾してキャンセルになるようなストレス要素も大幅に改善されている。
これらの新要素のおかげで、ダッシュと多段ジャンプと滑空を組み合わせると、広いエリアの端から端まで一気に高速で飛んでいけるようにもなるなど、前作では不可能だったことが容易にできるようになった快適性が今作の売りといえる。他にもドゲや落とし穴だらけのダンジョンがあったり、この辺りもメトロイドヴァニアというよりは2Dプラットフォームの印象を強める。
これらの新要素のおかげで、ダッシュと多段ジャンプと滑空を組み合わせると、広いエリアの端から端まで一気に高速で飛んでいけるようにもなるなど、前作では不可能だったことが容易にできるようになった快適性が今作の売りといえる。他にもドゲや落とし穴だらけのダンジョンがあったり、この辺りもメトロイドヴァニアというよりは2Dプラットフォームの印象を強める。
探索はしらみつぶしのお使い
相も変わらずMAPで表示される情報が何もないから素通りしていたアイテム回収が不必要に時間がかかる。
実績用の収集要素なら良いとしても、他のダンジョンの扉を開く鍵が別ダンジョンの隠しアイテムだったり、エンディングの分岐フラグとなる「闇の魔法」は全収集が前提になっているのに何も表示がないため、ブロックを壊せるようになったら戻ってみる、滑空できるようになったら戻ってみる、このようなしらみつぶしを探索感の得られない狭いダンジョンで繰り返すのが最適解になってしまう。
実績用の収集要素なら良いとしても、他のダンジョンの扉を開く鍵が別ダンジョンの隠しアイテムだったり、エンディングの分岐フラグとなる「闇の魔法」は全収集が前提になっているのに何も表示がないため、ブロックを壊せるようになったら戻ってみる、滑空できるようになったら戻ってみる、このようなしらみつぶしを探索感の得られない狭いダンジョンで繰り返すのが最適解になってしまう。
一応各ダンジョンを選択する際に獲得できるアイテムの最大数と取得数が表示されるから未取得は一目でわかるとはいえ、素通りしていたそれらの場所を覚えておかなければならないのは面倒なお使いでしかない。
その作業感に輪を掛けるのが、2Dゲーお約束の普通の壁だけど壊せて通れるとか落ちても大丈夫な落とし穴の先に隠されている宝など、探索とはかけ離れた前時代なものが見受けられることで、それっぽい壁をとりあえず叩いてみるとか体当たりしてみるというやらされまでも起きてしまう。
探索していたら分かれ道があったり中ボスが出たり何かしらの武器が手に入ったり……歩けばイベントや分岐に当たるような期待を煽る要素が何もなかった。
探索していたら分かれ道があったり中ボスが出たり何かしらの武器が手に入ったり……歩けばイベントや分岐に当たるような期待を煽る要素が何もなかった。
軽快操作とドット演出が特徴なライト層向けACT
メトロイドヴァニアとしての探索感が薄まりアクションゲーム寄りになった『シャンティ』3作目。今作の見どころはシャンティの動きが機敏になり多段ジャンプや滑空の組み合わせなどの相性が良く操作性の幅が広がったこと。
ボスは簡単なパターンを覚えれば苦労はないし、激安の回復ポーションや攻撃力UPポーションを買いだめして臨めば負けることもない。トゲや落とし穴も体力が-1されてエリアの開始位置に戻されるだけで再挑戦も楽々。軽快な操作や低めの難易度、かわいい立ち絵やドット演出など、ライト層や低年齢層にも安心の出来でまとまっている。特筆するような要素は見受けられないが、前作と比較すると全体的にブラッシュアップされている。
ボスは簡単なパターンを覚えれば苦労はないし、激安の回復ポーションや攻撃力UPポーションを買いだめして臨めば負けることもない。トゲや落とし穴も体力が-1されてエリアの開始位置に戻されるだけで再挑戦も楽々。軽快な操作や低めの難易度、かわいい立ち絵やドット演出など、ライト層や低年齢層にも安心の出来でまとまっている。特筆するような要素は見受けられないが、前作と比較すると全体的にブラッシュアップされている。
・1周7時間程度
・2周目は全てのパイレーツギアを持った状態から始められる
・2周目は全てのパイレーツギアを持った状態から始められる
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