ネコとイヌのお使いRPG『キャットクエスト』。
メインとサイドのクエストNPCから指定される先で討伐やダンジョン攻略を繰り返すお使いARPG。
攻撃は単発で育成要素はお金をためて装備と魔法のレベルアップのみのシンプルゲー。
SIMPLEシリーズ THE お使いRPG
「お使いを繰り返すのみ」としか表現できないくらい何もない。
攻撃は単発しかないからドッジロールを繰り返して隙を突いての当て逃げ戦術に終始する。
当て逃げの判断基準は敵の足元に展開される円形のゲージが最大まで広がるタイミングが攻撃の合図なので、それらを予備動作としてザコだろうがボスだろうがプレイヤーを追従するだけの敵に同じ当て逃げを繰り返す。
敵がキャラや障害物と重なると円が見えなくなるから単発攻撃とドッジロールの繰り返し作業が強調されてしまうオマケ付き。
進行もルートまで指定してくれる親切なお使いが繰り返されるのみで、クエストNPCからアッチに行けコッチに行けと指示を出され、指定されたところで敵を倒すかアイテムを持ち帰るくらいしかやることがなく、メインクエストだろうがサイドクエストだろうが同じことを繰り返すしかない。
自由度といえるものはサイドクエストをやるかやらないかの選択くらいなもの。
そんなだから少しでも作業を効率化させようとファストトラベルを使おうとしても、各地に点在する塔でしかファストトラベルは使えず、わざわざ歩いて行っても移動先がどの地点の塔に対応しているのか事前に覚える必要があるなど使いにくい。世界が狭いので塔まで歩くなら目的地に向けて歩いたほうが早い始末。
育成要素は自身や装備のレベル上げだが、装備の数値の差異はわずかで育成の楽しみはなく、それらは経験値とお金を稼ぐしか選択肢がないから作業の上乗せになる。
装備変更で見た目が変化するところはイヌやネコを主人公にしているだけに可愛げはあるが、それらはゲームを面白くする要素ではなく雰囲気を上げるものでしかないため、遺跡攻略で新装備を手に入れたところで見た目の違い以外は何もなく射幸心は煽られない。
装備変更で見た目が変化するところはイヌやネコを主人公にしているだけに可愛げはあるが、それらはゲームを面白くする要素ではなく雰囲気を上げるものでしかないため、遺跡攻略で新装備を手に入れたところで見た目の違い以外は何もなく射幸心は煽られない。
同じようなクエストで同じような戦術を繰り返して同じような敵を倒し同じような装備のレベルを上げる……。変化の兆しでもないものかとクリアまで遊んでみたけど何も変わることはなかった。
カジュアル過ぎた。
物語がイヌやネコのファンタジー物語なのかといえばいえばそうでもなく、普通の「悪政しばくべし」という勧善懲悪。分岐も選択肢もなくお使いだけのやらされで進行するだけだから盛り上がりにも欠くし、ハクスラのような周回前提になっていて1周目では取ることすらできない宝箱が散らばっていることも消化不良で水を差す。
カジュアル過ぎる上に周回前提や育成などが作業を強調するため眠気が促進されてしまう。まともに遊べるのでつまらなくはないが面白い探しは超難関。抑揚の±の最大値が100としたら上も下も10くらいをウロウロしているようなゲーム。
ScreenShot
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