インディ・ジョーンズ。
都合よく仕掛けが盛り込まれた自然洞窟や遺跡内の探索をするアクションとパズルの要素が組み合わさったADV。これまでに発売されているタイトルが多すぎてどれがなにやらサッパリだったけど、これが1作目のリメイクらしいという情報を得て選んでみた。常に何か考えさせられる探索が楽しい
登れそう、掴めそう、動かせそう、そんなことを考えながらフィールドを歩き回りルートに当たりを付け、「いけるかな?」で試行錯誤しながら突破口を見つける楽しさは格別。正答が一定の一本道だけど、一見何もないように見えて実は……という探索感は常にあるので動かしていて楽しいし、目的地へ行くにはどうすればいいのかと立ち止まって考えることはもちろんのこと、動かしていれば何かしらの仕掛けが目に入るので自然と考えさせられるデザインが良い。命綱無しのロッククライミングや綱渡りをはじめ、鉤縄を天井付近の壁の仕掛けに引っ掛けて振り子のように壁を走るなど、主人公のアクロバティックなアクションの演出も見栄えが派手で探索感に雰囲気が増すし、進めるにつれてギリシャやエジプトに舞台は次々と移動し、探索する場所もピラミッドや洞窟など色々と出てくるので踏破のやり応えもかなりものになる。
ある程度進めていくと、仕掛けの種類自体はそう多くはなく、舞台となる背景の違いで新しいものに見せかけてるだけではと意識させられるようになるけど、それでも組み合わせの工夫によりやり応えはそれぞれに確かにあるので安心して続けられる。
チェックポイントも多いからやり直しも大して苦にならず、多少飽きてきたころに箸休めのボス戦が挿入され、そこでも段階的に要求する操作難度を増やしてくれるので、モチベーションが絶たれることなく最後まで釘付けにされた。
カメラ関連は難あり
狭い足場を移動中に勝手にカメラの位置が移動して前進キーが変更になり落下、鉄棒の回転方向が変更されて勢いが相殺され宙ぶらりんなど、システムによってカメラを動かされる場面が多々あり、先に進めていくと仕掛けに作動時間が設けられてくるので、急いでいるのにカメラを位置を動かされた影響であらぬ方向へ行き落下したり間に合わずにやり直しというイライラが何度もあった。カメラの操作には制限も多く地形の確認ができない箇所も見られる。グラップルからの壁蹴りでは勝手にカメラを動かされるため自分で制御しないと上手くいかなくなるとか余計なことばかり。カメラはプレイヤーに任意で操作させるべきでは。攻撃のロックオンもなぜか敵でなく仕掛けに向いたりして、終盤の「Final Conflict」では、強引に色々詰め込んで難易度の調整を図ったのではと邪推してしまうくらいに不自由を意識させられた。この辺りは気になる問題点。
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