【ADV】戦闘と探索とQTE『Tomb Raider』

★★★★ ADV Epic Games PlayStation Store steam アクションADV


戦闘と探索とQTE★★★★

肩越し照準のTPSに変更された戦闘、自然的なフィールドの探索、チェックポイントに到着すると場面転換で挿入されるQTEなど、戦闘と探索とQTEの3つそれぞれの特色が濃くなり8割方探索だった各要素のバランスが均等になりメリハリがついた『トゥームレイダー』

グラフィックの向上で舞台が自然体に

キレイに区画整理され手入れが行き届いた遺跡や洞窟から、サバイバル感のある自然的な舞台での探索になったため(従来比)、取っ掛かりを見つける「いけるかな?」のアプローチが多様になり能動的に探索してる感覚や動かす楽しさが大幅に増した

自然的になった反面、収集アイテムや敵、動かすべき仕掛けが背景の一部と化して埋もれてしまい判別しづらくなったけど、ボタンひとつでそれらを光らせて一目で位置まで判別できるSurvival Instinctがあり見落とす心配をなくす工夫はキチンと施されている
ある程度進めて専用のスキルをとれば地図上にも書き込まれるようになり、「?」で表現されるそれらにチェックを入れるとSurvival Instinctでその箇所も光るため、何度も地図を開きクリアリングのごとく歩き回る手間も省ける。仮に見落としてもファストトラベルでチェックポイントに飛べるので安心。基本システムもグラフィックに併せてグレードアップされているから素直にゲームに入れる。カメラの不満も大して感じなかったし全体的に質が上がった。

巨大アスレチック

やらされでしかないQTEは不要だった

クライミングや綱渡り、梯子などの昇降時のカメラ位置に多様な工夫と演出があり、舞台に臨場感が生まれ没頭させてくれるようになった。倒壊していく建物から連続して飛び移ったり急流を流されたり、場面の移り変わりのごとにアクション映画の見せ場のようなカット割りの演出で進行具合の区切りもメリハリがついた。この点は満足の進化だけど、QTEが多用されているから場合によっては白けてしまう

入力に失敗してやり直して成功したかと思えば更に続いて失敗、そしてなぞるように同じ流れを突破するまで繰り返す初見ごろしの連発。このようなダメQTEがほとんどだからなおさら興をさます。これでは相手の出す手が固定のジャンケンでしかなく、繰り返しやらされたところでゲームとして遊ぶ楽しさは得られず結果に惹きつけられるわけもない
ゲームは考えて動かすことで自分の意思をゲーム世界に反映し様々な結果が生まれるから楽しいのであって、失敗したから次はこうしようとか考える余地もなければ決められた順に押すだけのボタンポチポチイベントでは、成功したところでプレイヤーの意思とは連動しないアクションで勝手に進行するだけなので達成感もやりがいもない。指示通りにやれという誤魔化しのないやらされだから「やれやれやっと終わったか」が関の山
入力を誤り無残にやられてしまったり恥ずかしい死にざまを何度も見せられた後で成功後にドヤ顔されても身は入らない。失敗したらエンディングの見せ場のハイライトなどにジャッキー映画のNG集みたいなものを入れられてしまう程度の罰で十分だと思う

まとめ

安定した面白さは折り紙付き。自然的なフィールドでの探索や謎解き、TPSの戦闘に没頭できたので最終的にはQTEの悪印象もこなれていったけど、QTEを入れたいがためのイベントが多かったことに変わりない。アクションは自分で操作してなんぼ。QTEじゃない。

ScreenShot

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