見た目カジュアル中身ガチ。
操作がジャンプとショットのみのFCで主流だった横スクアクションで、ボス戦が「神経衰弱」または「しりとり」対決なのが特徴。「神経衰弱」はパネルの配置に規則性があるので覚える以外にも突破口が用意され、「しりとり」はパネルの読み方が複数ある場合が多く、かなり無茶な読ませ方をさせることができるのでゲームとしても面白い。ボス戦はノルマを達成していれば負けてもクリア判定
しりとりも神経衰弱も画面上に24枚のパネルが表示され、神経衰弱なら2枚をめくって絵柄を揃え、しりとりならお題に合ったパネルを敵と交互に選んでいく。ボス戦には正解のノルマ数が設定されていて、正解するごとに1ずつポイントが加算されていき、そのポイント数がノルマを満たしていると、タイムオーバーなどで負けたとしてもクリアと見なして先に進むことができるという特徴がある。パネル配置の規則性と裏読みで緊張感が生まれる
アクションパートの中盤ではワギャンの強化アイテムが手に入り、動きを止めるしかできないショットで敵を倒すことができるようになったり、ジャンプボタンを押しっぱなしにすると飛べるようになる段階のメリハリがあるのでマンネリはない。ステージにも滑り台や落ちる足場の連続ジャンプや、上へ上へと昇っていくといったお馴染みなネタも多く、移動速度が遅くてダッシュも無いので爽快感は足りないが、アクションパートも安定して楽しめるデキ。ボス戦の神経衰弱はパネルの配置に規則性があるので、それを見切ることが出来ればパーフェクトで勝つことも容易になるが、見切るまでに手数がかさんでいくと逆にボスに配置を覚えられて連続で取られてしまうし、しりとりは普通では考えつかない裏読みがあり、追い込んだと思っても逃げられたり、逆にこちらが裏読みで追い詰められたりと意外に緊張感がある。「ろうそく」の絵柄パネルが「ともしび」だったり、「りす」の絵柄パネルが「しまりす」だったり、ありえない裏読みで逃げられたり負けてしまうとイラッとしてしまうが、裏読みは理不尽に何度も負かされる程ではなく逆手に取ることもできるので特殊ルール程度の要素と捉えることができるはず。徐々に難しくなるステージ、中盤の新アクションで変化をつける構成、緊張感のあるボス戦、古臭いがゲームとしての面白い要素は揃っている。
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