【PZL】直進するオッサンをゴールへ導こう『Back to Bed』

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夢の中でうろつくオッサンをベッドまで導いていく誘導パズル。

おっさんは壁にぶつかるまで一定の速度で真っ直ぐ歩き続け、壁や障害物にぶつかると回れ右をするという習性を持つ。
プレイヤーはおっさん面した人面犬を操作して、ステージ構成と障害物となる持ち運び可能なリンゴ、橋代わりとなる魚の板などから先を読み、リンゴや魚の板を進路に置いたり取り除きながらおっさんをゴールへと連れていくことになる。
面倒くさい仕掛けもなく難易度が低いからスラスラ解けて一気に突破できる楽しさはあり、だまし絵みたいなステージ構成やくじらの列車、寝ているおっさんを起こそうとする時計の仕掛けだとか、夢の雰囲気もBGMが主張しておらず遊びを妨げず溶け込めている。

パズル要素と操作性について

要は小さなやらかしで最初からやり直しとなる一筆書きパズル
進行方向の誘導はリンゴを置いて道をふさぐかどうかだけなので答えはほとんど一定になり、難易度の調整はリンゴや魚の板を置く時間的な余裕の間隔が短くなることに終始している。
ここで問題になるのが操作性。リンゴを取り違えたり少しでも操作を誤れば終わってしまうのに、リンゴや魚の拾得範囲が広く意図しないところのものを拾いやすく思い描いた操作を妨げイライラを誘う
反対側を向いているのに後方のリンゴを取ったりするから、クリアしても達成感というより「ほっ」と安堵する感覚になる。おっさんを倍速で歩かせることができるからやり直しは我慢できなくはないんだけど……。無駄の省略を気にせざるを得ないパズルなんだから操作性は気を使うべき点だと思う。

クリアするとベッドがある部屋のドアに鍵が掛けられるようになり、ゴールまでの道のりで追加されたカギを取るという要素が付け加えられたモードが遊べるようになるが、ステージ構成自体は一緒なので忙しさの感覚がさらに短くなっているだけ。パズルを解く感覚や上手くなるというより、できるだけ素早く行動させられるテキパキ作業なので面白さはここで頭打ち。

・ステージ数は30
・クリア後は全てのステージに鍵が追加されたナイトメアモードが遊べる

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