浮遊するだけの簡単ACT。

ボタンを押すと浮遊するのみの操作で「まっくろくろすけ」のような羽の生えた黒い球体をゴールまで連れていく強制スクロールACT
アイテムを取ってまっくろくろすけを大きくしたり小さくしたり、回転を加えて勝手に転がったり形を四角にして転がらないようにしたり、壁や仕掛けに吸着したり増殖させたり……、色々な効果を持つアイテムを取りながら巧妙に配置された仕掛けを掻い潜っていく。

仕掛けはいろいろ

回転する歯車に四角くしたまっくろくろすけを詰めて停止させたり、通常では狭くて飛べないところを回転のアイテムを取って転がせて突破したり、奥に仕掛けのスイッチがある二又や三又に分かれた道を増殖したまっくろくろすけを上手に分けて進めたり……。強制スクロールのなか浮遊操作だけでこれらをこなすのは中々に根気がいる。それだけにできた時の達成感は大きいし、ひとつのステージは短い上に数が多いから次々と進めたくなる楽しさに繋げてくれる。
中継地点は大抵の区切りに用意されているので何度もクリア済の仕掛けをやり直しさせられることがないし、ボタンひとつで瞬時にやり直しができることもあり、もう一回もう一回と思わせてくれるシステムも良くできている。

難点は見えにくさとやらされ
誰でも楽しめそうな簡単なルールなのに、背景と障害物を同色にして見えにくくしたり、アイテムの獲得を強制する構成にしていたり、所々で不親切による難易度調整が見られるのでストレスも大きい。
他にも中継地点がなくスクロールも早い中で細い通路に入れなかったら最初からやりなおし、三又の道ではずれを通ったら最初からやりなおし、真っ暗な中で迷路に迷って進めなかったら最初からやりなおし、サイズを小さくするアイテムを全部取らないと途中で通路に詰まってやりなおしなど、これらは突破したところで徒労ばかりで達成感はないし、その度にガッカリ感が積み上がりそっ閉じコンボに繋がる。盛り上がるところと冷めるところがクッキリと分かれている

まとめ

初見殺しも多いので中継地点の有無で印象が大きく変わる。直前から再開できればやられても笑えるし考えて突破法を見つけようという気になれるけど、最初からやれと言われたらそこに行くまでも辛いから途端に面倒になる。コツコツと数をこなして楽しいと思えた辺りで中継地点のない横やりステージがくるから長時間続かない。再開地点と難易度のバランスに難がありおすすめしにくい。

ScreenShot

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