【FPS】Borderlands : The Pre-Sequel【ハクスラ】

『ボーダーランズ2』の続編。

おもしろさとつまらなさの極端な尖り具合はいつも通り。
お使いでも作業でも何かしらで過程が楽しめれば気にはならないが、楽しめる要素がなかったり阻害されてしまえばソレはただの苦行になる。ファストトラベルの少なさやMAPの読みにくさは前作の時点で大きな不満だったけど、それでもRPGのような育成のおかげで期待は途切れることなく続けることができた。
今作は前作の不満点が強化され不満の一強となり作業になるばかりかイライラのおまけ付きに。

右往左往の迷宮が各所に影を落とす

舞台が月になり低重力によるジャンプの高さや距離が上昇したことに合わせ、足場の間隔が全方位に広がってしまい移動と探索の手間が爆発的に増え、読みにくいMAPとの悪夢のコラボにより目的地の位置が分からず更に右往左往させられるようになってしまった。

1階はぶち抜きで2階は壁があり通れない箇所だとしても地図上では1階が通れるから仕切りがないなど、階層以前に単なる高低差ですら読みにくい地図が余計に機能しなくなり、歩いて探そうにも地図が信用できないものだから「いけるかな?」をやる前に「やってられるか!」と我慢の限界が来る。
一度踏破したとしてもプレイ期間が数日空けばもうそこは迷宮。別のクエストで少し前のエリアに行くと大体行き止まりにぶち当たり、「どこだよ」とイライラさせられているところに復活した敵から銃撃されようものなら手は止まる。

グラインダー合成もトレハンのモチベーションを低下させる。
装備が新要素のグラインダーでの入手に比重が置かれてしまいドロップ率などに影を落とし、ボス戦や探索は期待の持てない単なる徒労作業になってしまった。