宇宙船の事故で散り散りになったクルーの救出をメトロイドヴァニアと死にゲーで遊ぶACT。
主な特徴はジャンプではなくフリップで主人公の重力を上下反転しながら探索を行うこと。
ボタンひとつで重力が反転して天井が床になるというだけでもアクションの定番である動く床や消える床の体験も一味違うものになり、『マリオブラザーズ』のような画面端から外に出ると反対側へ通り抜ける古典の仕掛けの死にゲーは、類似のそれでは普段使わない脳を刺激する。
遊びやすさとおまけモード
仕掛けまみれのダンジョンからクルーを救出する死にゲーは、プレイヤーを殺しに来る古典的なトゲ地帯や強制スクロールなどをフリップで華麗に踏破しなければならない高めの難易度になるが、一画面ごとにセーブポイントがあることで初見殺しだろうと何度も死んでタイミングを覚える場面でも戻し作業がなく、何度かやれば突破口が見える適度な難易度と着実に進んでいる達成感で熱は冷めず悔しさに抗うための再挑戦が続く。
どうしてもクリアできない難所にぶつかったとしても、自由に無敵モードと切り替えが可能なのでクリアそのものは誰にでもできる。
クリア条件の「クルーの全員救出」を達成したところで2~3時間程度でクリアできてしまうボリュームではあるが、クリア後にはタイムトライアルやノーミスモード、『悪魔城ドラキュラ』の「逆さ城」と同じ最初から上下反転モードなどがアンロックされるためもう少し楽しませてくれる。
求めるもの次第でおすすめ度が変わるゲーム
死にゲーが好きで上下反転の特徴に興味を引かれるならば間違いなく楽しいが、次第に行動範囲が広がるメトロイドヴァニアな探索を楽しみたいのなら回れ右をしよう。
メインは「落下に注意」の死にゲーです。
ScreenShot
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