一画面に全情報を網羅する死に覚えACT『サンブレイズ』。
『Celeste』のようなパズルプラットフォーム、いわゆる死に覚えアクションのひとつ。特徴としては、一画面内に全ての情報が収まっているからスクロールがなく、画面を指でなぞりながら解法の手順を逆算することもできるし、スクロールした後に待つ初見殺しの白ける要素なんかもないので、考えて試すゲームプレイがとても集中しやすくできていること。
ジャンプと水平ダッシュと角掴みで突破
特殊なアクションは一定距離の水平ダッシュくらいだから、加速のような感覚任せになりがちな操作がなく、操作性が一切変わらない安定感のある下地のうえで、仕掛けの難度や小賢しさなどでステージのレベルが上がっていく過程を自身の成長を実感しながら共に楽しめる。
仕掛けの特徴その一部
- ダッシュを当てると上下左右に動くブロックに乗ったり角に掴まって移動する
- 点滅する即死壁や移動する即死ビームなどのタイミングを見極め抜け出す
- 触れると数秒で高温になり即死ブロックになる、触れると数秒で爆発してさらに爆風まで追加される時限爆弾などを、移動やジャンプの滞空時間とすり合わせて時間差のタイミングを見極める
- ドローンを踏んだりダッシュを当てて仕掛けを作動させるとダッシュやジャンプの回数が回復するので、どの敵から踏むかとか落下する足場を利用する順番などを計算する
ボリュームも難易度もシステムもすべて良し
触れると即死する点滅障害物、触れると落下する足場や壊れる手すり、掴める壁のへこみから飛び出るトゲなど、多種多様な仕掛けがチャプターを超えるごとに増えていき、上部にトゲが付いてる移動ブロックにダッシュ当てて作動させ、すかさず角に掴まり移動するなどのネタも登場してくる難易度上昇は、初見殺しや理不尽でなく事前に遊ばせているものを複合した応用なので自然的。
全ステージ一画面に全ての情報が表示されているので、ゴールからルートを指でなぞって再現してみる脳トレ的なプレイも楽しくのめり込ませてくれるし、再開が早くて待ちに徹するギミックも特になく試行錯誤を妨げないし、戻し作業に要す時間も短いからプレイが止まらないテンポも良い。
全ステージ一画面に全ての情報が表示されているので、ゴールからルートを指でなぞって再現してみる脳トレ的なプレイも楽しくのめり込ませてくれるし、再開が早くて待ちに徹するギミックも特になく試行錯誤を妨げないし、戻し作業に要す時間も短いからプレイが止まらないテンポも良い。
難しいと思えば無限ジャンプ、なんなら無敵モードも使えたりするのでプレイヤーは選ばない。
1~6の各チャプターには40~70のレベルがあるのでボリュームも十分で、全チャプターをクリアするとおまけのチャプター(127面)が用意されているやり込み要素も十分。
各チャプターに10個程度散りばめられているキューブを集めるとハードモードがアンロックされるが、それらは普通にクリアするだけでは取れないようになっているなど難易度も十分。キューブがブロックを動かさないと見えないところにあったりするのは一画面内に全ての情報を見せるという特徴と反する唯一の難点だが、一度クリアしたチャプターとステージはいつでも自由に選べるシステムのおかげで回収作業の鬱陶しさを相殺してくれている。
パズルプラットフォームが好きなら間違いなしといえる充実した一作。
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