セールだったからやってみたRPG その2。
両親(前作の主人公)のような世界を救える英雄を夢見る直情型が主人公のRPG。
キャラクターが大事なRPGでは目を見張る要素となるチャットがキチンと個性の掘り下げになっているのは良く、何度も続くと飽きてしまいがちな戦闘も内容次第でアイテムがドロップしたり稼ぎ以外に期待を持たせるようになっている。
以上のようにRPGの下地はよくできているが、ゲームとしては隅々まで歩かされるしらみつぶしのソーサラースコープは探索を面白くするものではないし、先への期待を生むはずのシナリオも直情型主人公の考えなしな言動に感情は動くどころか離れるばかり。時間移動の繰り返しで旅や冒険がほとんどなかったのも痛い。大した掘り下げも魅力もないボスを倒しては逃げられ倒しては逃げられの追いかけっこ展開もあり期待は膨らまずプレイ時間は伸び悩んだ。
基本が何も考えていない直情型だから成長を描いているのだろう過程も描写が甘くて違和感が最後まで拭えず、悲劇と奇跡のよくわからないご都合主義で演出されたオチは一歩引いた状態からしか見られなかったので白々しさが残ってしまった(リバースもそうだけど)。
戦闘の癖が強いという評判らしいがシナリオやキャラクターのほうがよっぽどしんどい。RPGにはキャラクターを重要視しているため個人的には合わなかった。
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