【ゲームアーカイブス】カルドセプト エキスパンションプラス【スゴロク】

★★★★★ PS1 TBL ゲームアーカイブス


スゴロクとカードゲームの組み合わせ。

50枚1組で編集されるデッキを持ち、自分の順番が回るたびにデッキから1枚のカードを引き、サイコロを振って出た目の数だけ進むスゴロクとカードバトルのボードゲーム
カードには「クリーチャーカード」「アイテムカード」「スペルカード」の3種類があり、スゴロクをしながら土地にクリーチャーを配置したり相手との対決や邪魔を仕掛けていく。自分の土地に止まった敵から通行量を取ったり周回ボーナスで得られる魔力を既定の量までためてスタート地点まで回ると勝利となる。ボードゲームをやったことがあれば違和感なく入れるだろう初歩的なルール。

良いバランスがデッキ編集を悩ませる

各マスにはクリーチャーを召喚でき、すでに相手のクリーチャーが配置された土地に止まってしまうと通行料を払わなければならないが、払わず戦いを仕掛けて撃破すれば踏み倒して土地をも奪うことができる。
土地の属性とクリーチャーの属性が一致する場合は、地形効果(最初はHP+10、レベルが1上がるごとに+10)を得て、隣に自分の召喚したクリーチャーがいる場合にもST+10の支援効果が得られる。
土地のレベルを最大の5段階まで上げると土地の価値と通行料が爆発的に上がり、敵のクリーチャーから攻撃をされても簡単には陥落しなくなる。それらを利用して相手の出目を操作するカードをデッキに入れておくとか、逆に敵が育てた土地を奪うためのカードを組むとか、属性や効果などを理解してデッキ編集を考え長期的な戦略で魔力集めに励もう。

戦闘ルール

侵攻側が手持ちのカードからクリーチャーを選択し、お互いに1回ずつの攻撃を行う。倒せなかった場合は敗北で通行料を取られてしまう。
1回しか攻撃できないのでレベルの高い土地や強いクリーチャーを配置されるとどうにもならないように見えるが、弱点があったり隣接する土地を取って支援効果を利用するとかデッキや攻めの工夫次第でどうにかなったりもする。
基本的に先制権は侵攻側が持つが、アイテムカードを使用して防衛側が先制権を得たり、侵攻側がアイテムカードで相手のカードを破壊するなど、戦闘前に1枚だけ選べるアイテムカードの効果は絶大なので攻防は駆け引きが熱くなり、土地のレベルアップがされた要地の奪い合いは更に白熱したものとなる。

勝利条件はステージ毎に最初に決められた量の魔力を集めることで、周回ボーナス土地の入手地価を上げる通行料を取ることなどで魔力を増やしていく。
アイテムカードを駆使した対決や出目操作などの嫌がらせを繰り返しながら進め、一番最初に勝利条件を満たした状態でスタート地点に戻ると勝利となる。

デッキ編集が肝心

  • クリーチャーカード
    • 土地に配置したり、敵との戦闘に使用するカード
    • それぞれのクリーチャーにはHP、ST(攻撃力)といった基本能力のほかに、属性、種族、特殊能力(先制や再生)を持っている
  • アイテムカード
    • 戦闘時にクリーチャーをサポートするカード
    • クリーチャーのHPやSTを増やしたり特殊能力を与えることができるが、クリーチャーの種族によっては使えない場合もある
  • スペルカード
    • マップ上で使用するカード
    • 対戦相手から魔力を奪う、敵や自分のサイコロの目を操作する、クリーチャーのHPを回復するなど

カードの種類が多く戦闘に幅があり常に緊張感を生むボードゲー

負ければ土地のレベルそのままで相手に奪われてしまうし、土地レベルを最大にしたところで隣接する土地の支援やアイテムカード次第では負けてしまう。そのような良好なバランスのおかげで緊張感が自然と生まれ、相手がデッキからカードを引く時に手持ち分を全てチェックし、それに対抗するには自分はどのカードを持っていればいいか、あそこの土地を攻められたらどうしようか、そういったことを先読みしてブツブツと考えてしまう程いつの間にかドップリとのめり込ませてくれる
アイテムやスペルカードの種類も豊富なので、デッキ編集でも作戦を思案すると相当な時間泥棒となる。対戦で負けてもカードは手に入るので初心者にも楽しめるし、チュートリアルやマニュアルも当然完備してあるボードゲーの名作

・ゲームモードはストーリーと対戦(対戦は最大4人)
・ステージ数は10
・主人公の名前変更可
・会話のスキップ可
・声無し

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