RPG要素を含んだベルトスクロールアクション。
「まっはきっく」「まっはぱんち」のシリーズでは有名な技をはじめ、「すくりゅう」や「すとんぴんぐ」などの技を立ち寄ったお店で買いながらくにおを強化していくRPG要素を含んだベルトスクロールアクション。パンチやキックにもパラメータがあるので、必殺技以外にも本や靴を買うことでそちらも上げていく。素早さが上がれば動作速度が上がり、武器威力が上がれば落ちている箱を武器で叩くと瞬間移動レベルですっ飛んでいくなど、成長の表現も分かりやすくて簡単に試せるので育成の楽しさに繋げてくれる。
気になるのはボスの人数やドロップするお金に対して物価が高すぎるので相当な稼ぎプレイを強制されること。敵を倒してお金を貯め、体力が減ったら店で食事をして回復。プレイ時間のほとんどをこの繰り返しに費やすことになる。いつの時代でも雑魚狩り稼ぎは面倒くさい。
他にも古臭いシステムの粗でイライラさせられる場面が散見する。
エリアを切り替えた瞬間出待ちの敵にボコボコにやられたり、移動時の画面スクロールは画面端近くに行かないと動かないので移動しようと思ったら出会い頭の敵にボッコボコなど、腕前ではなくシステムが原因の事故でやられることが純粋なストレスを生む点もいつの時代も同じ。
そんな理由でやられて半金処置ともなれば稼ぎの占める割合のこともあり不満は増す一方。システムに粗のあるゲームを今の時代に遊ぶのはなかなかきつい。
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