【ゲームアーカイブス】ロックマンX6【トゲ】

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どうしてこうなったX6。

基本はいつもの『ロックマンX』だが、トゲや落とし穴に代表される一撃死の仕掛けが大量に増えたこと、アーマー以外の強化パーツの入手法がステージ中に点在するレプリロイドを救出することに変更されたなど、少しだけ方向性が変わってしまったXシリーズの6作目。

即死まみれのステージ構成や敵の配置が極端

アクション操作は相変わらずの気持ちよさがあるが、その操作感を活かすステージが少なくなっている。
具体的にはライフ制アクションなのに一発アウトのトゲや落とし穴の仕掛けが多く、テトリスのように落ちてくるブロックを延々と避けるだけだったり、吊り天井にやられないよう強制的に隙間で何度も足止めをされたり、何気ない通路にまでがトゲがびっしりで豪快に進めないなど、もはやライフ制であることを忘れた死にゲーになっている。
待たされるか慎重にならざるを得ず『X』シリーズの特徴のひとつだったスピード感や爽快感が潰れている。『X5』の問題点だったエイリアの通信が任意選択になったというのにこれでは意味がない。

レプリロイド救出も同様に窮屈なものになっている。
敵の中には強化パーツ要因のレプリロイドを狙うナイトメアウィルスというものがいて、プレイヤーより先にナイトメアウィルスがレプリロイドに接触すると2度と助からないというのもとても窮屈。
ナイトメアウィルスは壁も突き抜けるのでとにかく鬱陶しく、レスキューはやり直し不可だからやり込みの否定にもなっているなどとにかく邪魔なだけの存在。それならば急ごうと思えばレプリロイドは落とし穴やトゲの近くにいる場合が多いというジレンマ。ステージどころかゲームとしてもデザインがよろしくない。

壁にびっしり敷き詰められたトゲに当たらないように進める場面も特殊なパーツを付けていなければ段差に届かずに詰むし、パーツを付けていても通れる隙間がとても狭いのでやっぱり不条理。
無敵時間のやたら長い中ボスの連戦をさせられたり、視界を狭めた死角からの攻撃や嫌らしい配置のトゲなんかで死んだり……。爽快と逆行するステージではレプリロイドの救出やアーマーを取るための再挑戦も気が向かない特徴をなくした上に一発アウトの安直な難易度の上昇。どうしてこうなった。

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