【PS1】ロックマンX6【トゲまみれ】

★★ ACT PS1 ゲームアーカイブス


どうしてこうなったX6。

アーマー以外の強化パーツの入手法が、ステージ中に点在するレスキュー待ちのレプリロイドを救出することに変更されたXシリーズの6作目。

ステージ構成や敵の配置が極端

アクション操作は相変わらずの気持ちよさがあるが、その操作感を活かすステージが少なくなっている。ライフ制アクションなのに一発アウトのトゲや落とし穴の仕掛けが多く、テトリスのように落ちてくるブロックを延々と避けるだけだったり、吊り天井にやられないよう強制的に隙間で何度も足止めをされたり、何気ない通路にまでがトゲがびっしりで豪快に進めないなど、もはやライフ制であることを忘れた別ゲーになっていて、待たされるか慎重にならざるを得ず『X』シリーズの特徴のひとつだったスピード感や爽快感が潰れている。『X5』の問題点だったエイリアの通信が任意選択になったというのにこれでは意味がない。また、ステージは途中に分岐があり、正規ルートではない方で特殊武器やパーツが無いと進めない箇所にぶつかると、わざとゲームオーバーにするしか戻る方法が無い場面もある。

敵の中にはレプリロイドを狙うナイトメアウィルスというものがいて、ナイトメアウィルスは壁を突き抜けてレプリロイドに直行することもザラで、プレイヤーより先に接触するとそのレプリロイドは2度と助からないという難易度も疑問。レスキューはやり直しも不可だからやり込みの否定にもなっている。それならば急ごうと思えばレプリロイドは落とし穴やトゲの近くにいる場合が多いというジレンマ。ステージどころかゲームとしてもデザインがよろしくない。

壁にびっしり敷き詰められたトゲに当たらないようにジャンプで段差を潜る場面も特殊なパーツを付けていなければ届かずに詰むし、パーツを付けていても通れる隙間がとても狭いのでやっぱり不条理。時間がかかるだけの中ボス戦の連戦をさせられたり、視界を狭めた死角からの攻撃や嫌らしい配置のトゲなんかでやられたり。爽快と逆行するステージではレプリロイドの救出やアーマーを取るための再挑戦も気が向かない。特徴をなくした上に一発アウトの安直な難易度の上昇。どうしてこうなった。

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