ロックマンを3DのTPSにしました。
ロックオンをして移動しながらショットというTPSでは出来て当たり前のような操作ができないので慣れを要求されたが、ダレるだけの面倒な長期戦を強いることのない多様なボス戦は、パターンを覚えて隙に撃つロックマンの雰囲気を感じさせて夢中になれた。フィールドを散策してからダンジョンへ行き、街でのサブイベントを挟む自由度高めの遊ばせ方と、行動の内容に応じて町の人の会話を変化させる演出が合っていて、ローポリでも可愛らしいコブンやロールちゃんなどのキャラクターも映え、ゲーム世界を好きになれる雰囲気がよくできている。ゲームとしての問題点は多い
古いのだから当たり前とはいえ前時代感が悪目立ちしている。アクションや強化の幅が狭いから特殊武器の変更だけでは探索要素のあるゲームとしては行動や範囲の変化に乏しく、ダンジョンも細い通路と小部屋の構成ばかりで見栄えが悪いし、仕掛けに至ってはスイッチの切り替え程度しかないから面白くない面倒くさいの二重苦になっている。DASH2では、街の人口が減らされセリフも基本変わらなくなったので世界の深みまでもがなくなり、敵味方共にキャラクターの掘り下げがろくにされないため、ロールちゃんのピンハネ疑惑を吹聴するトロンように人物像を印象付けるイベントが用意されているキャラはごく僅かしかいなくなった。大抵の新規キャラは存在してるだけ程度に終始しているので、魅力的な設定やキャラでゲームに引き込ませる訴求力が前作と比較すると大幅に落ちた。
ディグアウトとストーリーがほとんどリンクしておらず、終盤に入ると唐突な急展開になりプレイヤーを置いてけぼりにするのも前作と同様。ダンジョンも相変わらずの通路と小部屋だけでつまらなく、部屋を移動するだけで敵が復活したり全滅させないと鍵が開かない面倒なだけの仕掛けも増えた。宝箱の大半にお金しか入っていないガッカリ感も探索意欲と楽しさを削ぎ落とす。魅力は薄れアクション部分は据え置き。はっきりいうとつまらない。早く終わらせたいという思いに支配されてしまうディグアウトにゲームとしての魅力はなかった。無印シリーズのステージを3D化したようなダンジョンならよかったのに。
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